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救急の日のつどい2015
救急の日のつどい2015
9月9日は「救急の日」です。

この日の前後一週間は「救急医療週間」として、全国各地で応急手当講習会など、救急に関する行事が催されます。
福岡県では、今年9月6日(日)に33回目となる『救急の日のつどい2015』が小郡市において催されました。
 
会場の七夕広場では、救急車、はしご車、緊急消防援助隊支援車の乗車体験が行われていました。
救急の日のつどい2015
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救急車の車内には多くの機材が搭載されています。
患者さん、同伴者、救急隊員が乗車するので、車内スペースには限りがありますが、無駄がなく、使いやすいようにきちんと整理整頓されています。 

救急の日のつどい2015
救急の日のつどい2015
救急の日のつどい2015

緊急消防援助隊の支援車です。
運転席側から飛び出している箱のような箇所は、車内の空間を広げるためのものです。
車内は仮眠室、 ミニキッチン、シャワー、トイレ、会議用の椅子とテーブルが配置されていて、長時間に渡る災害救助活動に従事する隊員をサポートできるようになっています。

救急の日のつどい2015
救急の日のつどい2015

車内は広くて、やわらかく落ち着いた色調でまとめられています。
 

救急の日のつどい2015
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救急の日のつどい2015
救急の日のつどい2015
 
 

はしご車の乗車体験もあり、行列ができていました。

会場周辺には高い建物がないので、晴れていたらますます見晴らしがよかったでしょう。 

 

あいにくの雨や曇り空で天候が心配されましたが、ドクターヘリもやってきました。
出動要請を受け、久留米大学のヘリポートから離陸してから小郡市の七夕広場まで、飛行時間は3分だそうです。
救急の日のつどい2015
救急の日のつどい2015
救急の日のつどい2015
 
 

着陸したドクターヘリには医師と看護師が搭乗しています。
二人は現場の救急隊と連携して、患者さんの容態を判断し、ヘリで搬送しました。

救急隊とのデモンストレーションが終わると、七夕広場に着陸したドクターヘリの展示が行われました。
たくさんの子どもや大人で賑わい、医師、看護師、パイロットの方々と記念写真を撮影するお客様もいらっしゃいました。

 

救急の日のつどい2015
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救急の日のつどい2015
救急の日のつどい2015
救急の日のつどい2015
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ドクターヘリに搭乗しているパイロットと医師、看護師の皆様です。
 

七夕ホールでは救命講習やAEDの展示がありました。

救急の日のつどい2015

現在使われているAEDは、操作方法を音声とディスプレイでていねいに指示を出してくれます。
また、リズム音も出てくるので、音声に合わせて心臓マッサージをします。

これならAEDを初めて触る人も操作ができて、心肺蘇生法を行うことができます。
また、機種によっては心電図も搭載されていて、医師がこれを見て容態の判断をすることもできます。

大きな病院に置いてある心臓マッサージの機械もありました。

救急の日のつどい2015
救急の日のつどい2015
 
 
救急の日のつどい2015

小さなお子さんもAEDを使ってみました。

大人の手を借りずに、AEDが教えてくれることをよく聞いて、ていねいにパッドを患者さんの胸に貼り、心臓マッサージと電気ショックを施してあげました。

また、簡単な心臓マッサージの練習キットもありました。
小さな子どもの時から練習しておけば、いざという時にしっかりと人の命を助けるお手伝いができます。

救急の日のつどい2015
救急の日のつどい2015
 
 
午後からは、文化会館で記念講演会が開かれました。
 
オープニングは小郡中学校吹奏楽部による演奏です。
NHKのど自慢のテーマなど、おなじみの曲で会場の空気を盛り上げてくださいました。

救急の日のつどい2015
救急の日のつどい2015
主催者、来賓による挨拶です。
 
救急の日のつどい2015

主催者・来賓の皆様

救急の日のつどい2015

小郡三井医師会
廣瀬 真惠 会長

救急の日のつどい2015

福岡県医師会
松田 峻一良 会長 

 
 
 
救急の日のつどい2015

福岡県
山﨑 建典 副知事 

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小郡市
平安 正知 市長 

 
 
 
 
救急医療関係功労者知事表彰です。 
医療関係者や消防の方々、12名が表彰されました。
救急の日のつどい2015
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この後、久留米大学病院病院長・久留米大学医学部救急医学講座主任教授・高度救命救急センター
センター長、坂本 照夫(さかもと てるお)先生による記念講演が始まりました。
表題は
『ここまで進んだ病院前救急医療~Dr.カー、Dr.ヘリの有効性と救急救命士の役割~』
 
救急の日のつどい2015
救命救急は、病院での医療行為だけではなく、病院に到着する前の処置がとても大切です。

119番通報を受けてから患者さんを病院に搬送する時間の短縮、病院に到着する前に行う処置によって、多くの方が命を救われ、社会復帰されています。
ドクターヘリやドクターカーは、重篤な患者さんのもとへいち早く医師や看護師を送り届け、現場で患者さんの容体を判断して搬送先の病院へ指示、医療行為等を行うことによって、より多くの人命を救うことができます。

筑後地区では、久留米大学のドクターヘリが離陸からほぼ10分前後の飛行時間で現場に到着することができるそうです。
久留米大学のドクターヘリは、福岡・佐賀両県のほぼ全域をカバーしており、昨年から佐賀県で運用開始されたドクターヘリと相互協力することによって、効率的に運用されています。
また、東日本大震災の際にも出動し、九州から遠く離れた東北で人命救助活動に従事しました。

ただし、ヘリコプターは視界が良好な時間、天候等、運行には制限があり、夜間でも離着陸できる場所や、交通事故の時などに離着陸できるように、道路を整備する必要があるなど課題もあります。
またヘリポートから近過ぎるなど、ヘリの運行が難しい場所ではドクターカーを併用しながら病院前救急医療を行っているそうです。

久留米大学高度救急救命センター ドクターヘリ
救急の日のつどい2015
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坂本先生に続いて、久留米広域消防本部三井消防署の署員による講演です。
表題は
「AEDはどこにありますか?」
 
救急の日のつどい2015
心停止状態から1分ごとに、救命率は約10%低下していきます。

救急隊が来る前に、その場に居合わせた一般人がAEDを使用して命を救われ、社会復帰なさった方々が多くいらっしゃるそうです。
 
しかし、日本の人口当たりのAED設置台数は世界一ですが、実際に使用した割合は約3%です。
これは、AEDの設置場所が一般市民に周知されていることが少なく、また、設置場所に一貫性がないことも原因だそうです。

小郡市では、イオンなどの大型スーパー、市役所など官公庁の建物、学校、会社、工場、福祉施設、スポーツ施設にAEDを設置しています。
建物の中では、事務室やエレベーターホールや階段近くに置いてある場合が多いそうです。
出かけた時にAEDがどこにあるか、探して確認してみましょう。
救急の日のつどい2015
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福岡県、特に筑後地区は全国の中でも医療の面で充実しており暮らしやすいところです。

しかし、近年、全国的に救急車を病院へのタクシー代わりに使おうとする人が増えてきました。
本当に症状が重く、救急車が必要な患者さんの搬送時間が増加しています。

坂本先生と三井消防署の署員さんのお話を伺って、私たち一般市民でも人の命を救うことができることがわかりました。

本当に救急車を呼ぶ必要があるかどうか、しっかりと考え、AEDの設置場所と使い方や応急手当法を認識しておくことで、多くの人の命を救う住みやすい街づくりができるのではないでしょうか。
 
 
最後は、小郡市内の祭りやイベントでおなじみ、白鷺会の太鼓演奏です。
祭りの会場とは違い、ピンとはった空気の中、力強い太鼓の音が響きました。
救急の日のつどい2015



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