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松崎油屋の雛祭り☆

3月も下旬となり、も深まりつつある今日この頃。皆さま、如何お過ごしでしょうか。

さて、と言えば、そう雛祭り。今では3月3日が桃の節句として雛祭りを行うのが主流となりましたが、小郡をはじめ筑後地区では旧暦の3月3日、現在の4月3日にあたる頃に雛祭りを行う風習があります。

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ですので、まだまだ雛祭りはこれから楽しめるんです!

そんなこともあり、松崎油屋で行われている雛祭りに行ってきました☆

 

 

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松崎油屋、詳しく言えば中油屋の方に雛人形が飾られています。

昭和初期から平成にかけての雛人形が数々あり、それらは小郡市内やその近郊の方から提供を受けたものだそうです。
 


今回、「小郡市の歴史を守る会」の吉村さんに、詳しくお話を聞くことが出来ました。

造りや顔を見れば、雛人形が作られた時代が分かるんですよ。」と吉村さんは言います。

昭和初期は、八女の職人が作った箱雛で、一体が大きく顔は面長の公家顔
また、終戦直後の昭和20年代前半のものは、小ぶりでお膳や箪笥などの家財道具がありません
昭和30年近くになると、人形が座る台座も置かれるようになり顔もふっくらしています。
昭和40年頃からは、7段や8段などの豪華な段飾りが登場しました。

2017年 松崎油屋の雛祭り
2017年 松崎油屋の雛祭り
2017年 松崎油屋の雛祭り
2017年 松崎油屋の雛祭り

各年代の様々な雛人形を眺めては、その時代背景まで読み取れ、大変興味深いものです。

これだけの雛人形を通常はどこで保管しているのか尋ねてみたところ、「旧三原邸の部屋に保管しています。実は、この他にも雛人形が6~7台あるんです。中油屋ではスペース的に無理なので、油屋が復元した時には全部飾ろうと思っているんですよ。」と返ってきました。

旧三原邸・・・!探検隊は大変気になり、吉村さんに案内してもらうことにしました。 

 


 

IMG_3758.jpg油屋から100m程歩いた先に旧三原邸はありました。派な門構えと数寄屋造りが見えます。

三原家は蝋で財を成した松崎の銘家であり、現在これらの建物は小郡市に寄贈されたものです。

敷地内に入ると、純和風と思われた建物の一部はモダンな造りとなっていました。

その隣に少し小さめの建物があります。

「ここはこの家に仕える奉公人が住んでいたと思われる部屋です。この部屋を使わせてもらっているんです。」

中に入ると、雛人形が保管されている大きな長持(ながもち)を見ることが出来ました。

2017年 松崎油屋の雛祭り
2017年 松崎油屋の雛祭り


「もし興味があるなら、あのモダンな建物や蔵の中もお見せしますよ。」と吉村さん。
是非にと中を覗かせてもらいました。

まず、大正時代に建てられたモダンな建物。玄関の壁には、目を引く装飾が施されています。腰壁や大きな窓が幾つもある洋室、2階へ続く階段などは大正ロマンそのものと言った感じです。

2017年 松崎油屋の雛祭り
2017年 松崎油屋の雛祭り
2017年 松崎油屋の雛祭り
2017年 松崎油屋の雛祭り



次に、蔵の中を案内してもらいました。1階部分は松崎宿に関する資料館として使われています。

2017年 松崎油屋の雛祭り
2017年 松崎油屋の雛祭り
2017年 松崎油屋の雛祭り



そして興味深いのがその2階にある屋根裏です。

「ここには油屋のものや、三原邸に残されたものを保管しています。そうだ、これをお見せしましょう。」吉村さんがその中から細長いトランクのようなものを取り出しました。
開けると中に三味線が入っています。「これは、油屋の菊乃さんのものなんです。」

大正時代を生き、若くして亡くなった油屋の一人娘、菊乃さんの三味線がそこに眠っていました。

2017年 松崎油屋の雛祭り
2017年 松崎油屋の雛祭り

このような話は「小郡市の歴史を守る会」(外部リンク)の方より、詳しく聞くことが出来ます。
 


旧三原邸で大切に保管されてきた雛人形たち。今、まさにそれが見られる絶好のチャンスです。
雛祭りは、4月2日(日)まで開催されています。是非足を運ばれてみてはいかがでしょうか☆

 

雛祭りの詳細はこちら松崎油屋の雛祭り(内部リンク)




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