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隼鷹神社 早馬祭【市指定民俗文化財】
隼鷹神社 早馬祭
小郡市指定民俗文化財である【隼鷹神社 早馬祭】が、11月15日に開催されました。
早馬祭は横隈区に伝わる伝統行事で、無病息災や家内安全、五穀豊穣を祈願する秋祭りです。

早馬作り(11月8日)の様子

早馬祭の一週間前、11月8日に横隈区公民館にて【早馬作り】が行われました。
今年度の当番は第1組~第6組、組ごとに3年に一度ほど当番がまわってくるそうです。
朝7時半頃、徐々に稲藁を持った地域の方々が公民館へ集まり始めました。
神社総代さんや区の役員さん、その他年長者の方々を中心に、良く干して柔らかくした稲藁を使い、早馬を作ります。
新藁を使用して円筒につくられた早馬の芯には、稲穂・笹・大豆・塩が入っており、芯を包み込むように新藁を何重にも重ね、最後に上〆の大綱を使い、馬のたてがみのように化粧〆をして仕上げます。
直径約60センチ、長さ約1.2メートル、重さ60~70キロの大きさにまでなり、それをふたつも作るので一日がかりの大変な作業です。

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早馬作り
早馬作り
早馬作り
早馬作り
早馬作り
早馬作り
早馬作り
早馬作り
早馬作り
早馬作り
早馬作り
早馬作り
早馬作り
早馬作り
早馬作り
早馬作り
早馬作り
早馬作り
早馬作り
早馬作り

早馬祭(11月15日)の様子

早馬祭の当日、11月15日は前日までの雨が嘘のように良いお天気でした。
11時40分ごろから徐々に白い水法被姿の男性たちが公民館に集まり始め、12時から神事が執り行われました。
その後、宝満川まで歩き、川の水を互いにかけあいながら、身を清めます。
宝満川での禊ぎの後、早馬を担いで隼鷹神社へ参詣、一度公民館へ戻って早馬の飾りを落とし、二手に分かれて氏子さんの家々をまわります。
玄関が空いている家を御幣を持った年長者が確認してその家へ早馬を誘導、玄関先で掛け声をかけて馬で地面を二回、ドシンドシンとつきます。
その後、馬への振舞酒や食べ物が出てくるのですが、振る舞いの飲み物や食べ物はそれぞれのご家庭で違い、大変興味深かったです。

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早馬祭
早馬祭
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早馬祭
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早馬祭
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早馬祭
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早馬祭
早馬祭
早馬祭
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早馬祭
早馬祭
早馬祭
早馬祭
早馬祭
早馬祭
早馬祭
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早馬祭
早馬祭
早馬祭
早馬祭
早馬祭
早馬祭
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早馬祭
早馬祭
早馬祭
早馬祭
早馬祭
早馬祭
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早馬祭
徐々にスピードをもって走り抜けていく早馬についていくと、横隈の皆さんに色々なお話をうかがうことができました。
「お振る舞いの様子を撮影してもよいですよ」と快く見せてくださった中願寺さんのお宅では、まるでオードブルのようなたくさんのお振る舞いや様々な飲み物が玄関に!
私も担ぎ手の皆さんと一緒に、お振る舞いのパンプディングやフルーツをいただきました。
中願寺さんのお宅の玄関には早馬がやってきた後、稲藁やらが落ちていましたが、「早馬についてもらった玄関は次の日まで掃除をしないんですよ」とのこと。
昔からお母さんがそう言っていたそうで、やはり縁起物だからすぐには片付けないということでした。

また、御幣をもって早馬を先導しておられる方々は「昔は12月16日に開催されていたので、雪が積もった道路の上を早馬を担いで走っていた」と教えてくださいました。
雪が舞う中を走り、力水をかけられたりして今よりももっと寒かったそうで、家に帰ったらぬるいお風呂にゆっくりと入って少しずつ身体を温めていたということでした。

横隈区はもともと筑前街道の【横隈宿】であったこともあり、ところどころに時代を感じさせる建造物が存在しています。
立派な土間のある角打ちや瀟洒な窓枠がはめ込まれた家屋など、どの建物について尋ねても地域の方々が丁寧に説明してくださいました。

子どもも若い方も年配の方も男性も女性も、お祭りを大変楽しんでおられ、見学者の私も楽しく過ごすことができました。
地域の家々をまわることでご近所さんがどのような人たちなのかを知ることができ、また地域全体で一体感を感じられるお祭りなのだなと感じました。
お祭りを通して、地域に交わり、人に交わる―――。
年長者が地域の伝統を伝え、若者がそれを守りつないでいく―――――。
素敵なお祭りが、今後も末永く続いてゆきますように。



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